ホワイトニングで歯がしみる方は正直いらっしゃいます。
しみる原因にはいくつかありますが、弱いものも含めるとおよそ4割の方が何らかの違和感を感じます。
ただ通常は冷たいものを食べたときに瞬間的にしみるような感覚と同じで、虫歯のような持続的な痛みにはなりません。
ホワイトニング前後にしみ止めを使用することで、痛みを和らげることができます。
ホワイトニングでしみる時期はホワイトニング中~ホワイトニング後24時間に起こります。通常は24時間以内に治まりますが、48時間たっても痛みが治まらない場合はホワイトニング以外の原因が考えられますので、歯科医院を受診してください。
ホワイトニング中に起こる痛みはちくっとした鋭い痛みですが、ホワイトニング後はじーんとした鈍痛が続くことがあります。
痛みが出ましたらしみ止めを塗布するなどで痛みを軽減することができます。ホワイトニング後に起こる痛みは間欠的にズキっとすることが多いようです。時間とともに徐々に回数は少なくなってきます。
必要であれば、痛み止めをお渡しします。
歯の構造は表面にエナメル質、その内側に象牙質があり、歯の中心にある神経を保護しています。
歯の神経は「熱い」「冷たい」などの感覚はすべて「痛い」と感じてしまいます。実は神経だけでなく象牙質にも知覚があり、この象牙質に何らかの刺激が加わると痛みを感じるのですがこの症状を知覚過敏と呼んでいます。
ホワイトニング剤は消毒薬を濃くしたものを使用しています。
傷口に消毒薬をつけるとしみると思いますが、これが歯でも起こります。エナメル質が削れていたり薄くなっていて象牙質が出てしまっているところはいわゆる傷口と同じです。
ここに消毒薬をつけるとしみてしまいます。
また象牙質が露出していなくてもホワイトニングでしみることがあります。これは歯を白くするときにホワイトニング剤から発生するフリーラジカルが歯の細かいひびや隙間から象牙質に達すると象牙質を刺激してしみてしまいます。
このフリーラジカルが歯を白くしますので、歯がしみるということは効果が出ているということでもあるのです。
ただこの“しみる現象”は歯に対して害はなく一過性のものですので、ホワイトニングの終了と同時もしくは通常ホワイトニング後24時間以内におさまります。
もし知覚過敏が起こった場合には知覚過敏用の歯磨きやフッ素配合の歯磨きを使用することでおさまります。ひどい場合は鎮痛剤を服用します。
またホワイトニング後は歯のペリクルという保護膜がはがれていますので、通常よりもしみやすくなっています。
24時間は冷たい水や熱い食べ物は控えていただいた方が安心かもしれません。
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